2000.6 S.atsuko(NAUI#D2218) 記
たまげた・・・このひとことに尽きると言うのに、何を書けというのか?
奄美大島北部ツアー。日程は5月26日から28日、2泊3日。
実は初の奄美大島。のどから手が出るほど行ってみたかった島。それはそれは大きな島。そして今回はこれもまた大きな笠利湾を潜った。なんと、5ビーチ3ボート。ちょっとたまげるでしょ。どーやって潜ったの?という方にスケジュールお知らせします。
26日3ビーチ、
27日1ビーチ3ボート
29日1ビーチand島内観光
だったのです。
メンバーは杉山、k子さん、私。
サービスのすぐ下が、大瀬崎を超コンパクトにしたような岬になっていてビーチフリー。両側からエントリー可。水の中も大瀬崎の前浜っぽい。生物もいるいる。ハナヒゲウツボは幼魚も成魚もちゃんといて、チリメンヤッコもチョロチョロしてて、今人気のウミウシはウヨウヨしてる。ヨウジウオ系、オビテンスの幼魚・・・・でもって、ツバメ魚は乱舞して朝の集団洗面風景を恥じらいもなく見せてくれる。アカククリの幼魚は、どうも杉山に気があるみたいだったし・・・その可愛さに、杉山はめろめろ・・・。
特にビーチのポイントでは、他ではそう多くないミズタマサンゴがいたる所にいる、そしてナガレハナサンゴも多い・・・。
前回の「南の島・・・」で述べたオラウータンクラブを見せろ!!という指示がインプットされていた私はここでまず、たまげる。
なーんだこりゃ!? さぁ、探せ!!探してもらおうじゃぁないか、エッ!? と海底が言っているようで、そのプレッシャーたるや、思わずエアーがはやくなりそうだった・・・が、それはそう、ふところ深い奄美の海!! ビーチでもボートでも見つけちゃったもんね・・・。(ここだけの話、長年杉山と潜ってはいるが、私が、杉山に見せると言う行為をしたのは、初めてなのです。心楽しい出来事です。また、腕が腰にいってしまうのだ。)しかし、結論としては、「けっこう居るんだね」というあっさりしたものだったのです。(なーんだ、つまんないの!・・でもかわいいよ)
さすがに初めてのポイント、杉山も最初は慎重な態度がうかがわれた・・・がしかし、2回目からはまるで潜りなれた海で潜っているのと同じ。勝手知ったる他人の海・・なのです。もちろん、知ってはいたけど、あらためて感動したりしているところへ、ボートダイビングで、あのヒレナガネジリンボウを予言通 りに探してみせる。5m先の4cm足らずの奴を見つけ出すその遠目のきくこと、そして、それを確実にその時いたメンバーに見せる技術。これは、スタッフとしては、何度となく悩む、究極のテクニックともいえる。あらためて、たまげる。・・最近、近くが見えずらくなったみたいだけど、これだけ遠目が利けばオンの字じゃあないですか・・と言おうと思ったけどやめた。
そして、後日、杉山が撮った写真を現像すると、・・ヒノマルハゼなるものが 写っている・・・・しつこく撮っていたビデオのシーンには、ハナツノハギ(これはギンユゴイより珍しいでしょ)なるものが映っている・・・たまげたです。なんだ これってな感じで。
とにかく、時間的には丸々2日、本数もさることながら、内容の濃いツアーだったのです・・・。でも、ミスターマリンのお客さんはこんなもんじゃすまないよ、という人もいますよね・・・一人は知ってます、ね、前橋の人・・・。
しかし、一番たまげたのは、600本を潜った(この数字ももちろん)k子さん の潜りッぷり・・・段取りのよさ・・最近、ツアーから遠ざかっている私はタジタジでした。 帰りに空港で、杉山と私は眠気に勝てず、仮眠・・・・でもその間、k子さんったら例によって背筋をピッと伸ばして、読書をしていたのです・・・・やっぱ、チョコラBBの 利き目はすごいですネ! k子さん?!
たまげた・・って、魂消たって書くのしってた?・・アタシ、魂、消されちゃった気分です。
おしまい。