オーバーホールをしてて、器材の洗い方が良くわからない方がたくさんいることに気がつきます。特に、インフレーターとオクトパスが兼用になっている(エアーⅡやSASのAACS2などの)タイプは、機能が優れているが、その分繊細な構造になっているので洗浄の仕方に注意が必要です。
「エアーⅡはすぐエアー漏れを起こすからよくないですよ」などと言うガイドやインストラクターがいまだに結構います。
これは、管理が悪いことや、オーバーホールをしないことから起こるもので、「きちんと洗えない」「オーバーホールできない」「オーバーホールのお金がない」ガイドやインストラクターの言うことです。
正しいエアーⅡの洗い方
★ 器材はすべてそうですが、海から上がったらなるべく早めに水洗いすることが1番です
★ 外部もそうですが、内部にある塩水を早めに洗ってあげてください
1. 水道の口やホースで水を入れて洗う
(マウスピースやコネクト部分その他)
2. マウスピースやコネクト部分に水を入れながら
パージボタンを押して洗う
(エアーⅡはパージボタンを押して洗うようにしてください)
☆ 特に大事な点 ☆
BCに入れた水や入っていた水をBCを逆さにしてインフレーター(エアーⅡ)部分から水を抜いてはいけません。せっかく洗っても最後にエアーⅡ内部に塩分の水が残ってしまいます。
必ず他のダンプバルブ(肩や腰にある)から抜きましょう
器材洗い場のたまり水などに長時間つけるのも良くないです
流水できちんと流せば大丈夫です
☆レギュレーターはO/HするけどエアーⅡはいいです・・・という方がたまにいますが、
これは逆です、エアーⅡこそ繊細な機構ですのできちんとO/Hしましょう。
2010/05/30