
前回、汚れた器材の原因を錆びたタンクが原因ではないかと疑ってしまったのですが、
どうも原因は違ったようです。

(間違えた原因)
ファーストからセカンドまでびっしりとココアパウダー状のものがついていたのでまず疑ってしまい、フェイスブックを通じて同業やINSTの友達に見解を求めたものです。
FBとDMで何人かの方からお知恵をいただきました。
あの後、一緒に潜っているお連れさんのレギも(同型機種)持ってきて見せてもらうことになりました。今度は慎重にセカンドから分解してみたら同じように赤っぽいものが付着していました。ただ、こちらは粉上ではなくべたっと張り付いていました。
これなら過去にもたくさん見たことがあります。
これで、ん?・・これはセカンドからの浸水ではと疑いだしたのです。
それで1stも分解してみたら、やっぱりべったりと錆が・・・・?
しかし、前回の反省で綿密に部分部分を観察しながら分解してみました。
タンクに直接あたるフィルター部(かなり汚れがひどいが)やシート部にほとんどサビ色は無かったのです、ここでセカンドからの浸水疑惑が大きくなりました。
(以前、タンク内の油分やススのようなものが1st内部を汚してたものがありましたが、フィルターにもシートにもうっすらと証拠がありました)
前回の投稿でFB友達の先輩後輩のプロたちからアドバイスや見解をいただいて「タンクからのサビが粉状では来ないのでは?」などいただき、思い返しながら、ちょうど2台目を分解している頃DMで「セカンドからの浸水をもう一度疑ったら?」という友人の職人の言葉で完全に自信が付きました。
翌日ゲストに連絡して確認してみたら、
確かにやっているとの返事をいただきました。
多分仲間内で皆さん同じような洗い方なのでしょう。
しかし、こんなにきれいに内部に塗装したようにサビカビは付着するものなのか?
おそらく、長い時間洗い桶につけているのでしょう
一昔前の都市伝説「風呂に入った後のややぬるめのお湯に一晩漬けるといい」などを未だにやっている人なのだろうか?
(※うちのお客さんには大昔から「器材は一晩水に漬けたりするな」と言ってましたがね・・https://mr-marine.net/legulator/ HP参照)
今の器材はポペット保護のためにセカンドが密封されない漬け置き禁止の機種もいくつかあります。私の器材アトミックもそうです。
また、そうでない機種でもセカンドのホースOリング部などから圧が掛かっていないときは隙間が出来て浸水することが知られています。更には、船上で日焼けして帰ってきた器材を冷たい水にどっぷりつければ、水も吸い込みやすいでしょう。
それにしても見事なサビ映えでしたのですっかり騙されました。
と書いていて気が付いたが、国内海外のリゾートやサービスで体験などのあとレンタル器材を桶に漬けっぱなしにしているところを見たことあるなぁ?
それを見てまねしたのかな? 良くないですね?
現場のスタッフは海や送迎や接客に忙しいので、ついやってしまうけど、見本になったとしたら、業界で反省しないといけないと思いました。