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与論島(よろんじま)

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2000.5  S.atsuko(NAUI#D2218) 記
今年のG.W前半、沖縄方面の天気は風がまわり嵐のような雨に襲われた。かと思えば、真夏のような陽ざしにさされるし…何とかわいそうな天気。 後半はピーカン!だったらしい。そのかわいそうな前半、与論島に行って来た。
4日間滞在したのに…ナガサキもマグロ根も潜れない、本当にかわいそうな状況の中水中と陸上でひとつづつ印象的な出来事がありました。
まず、水中での出来事、未だ図鑑にも載っていない“オラウータンクラブ”なるものを与論の海で発見!!(実は私もお正月に久米島で現地スタッフに教えて貰ったのですが…)久米島ではミズタマサンゴに付いていましたが、与論ではナガレハナサンゴに付いていました。
1cm程のクモガニの仲間で、体に海藻だか?藻だか?を付けていて、その姿がオラウータンに似ている可愛い奴です。
図鑑には載っていないけれど、5月号ダイバーの付録「沖縄お魚図鑑」とダイビングワールド6月号の「現地プレス久米島発」に載っているそうです。 でも・・この情報を発信するのは、私にとって結構ドキドキもの・・何でだって?  そりゃー 最近のMr.マリンの常連のお客さんの知識には感服することがあります。
昨年、南九州で“ギンユゴイ”などとなんともシブイ名前をさらりっと口にしているお客さんに出会ってしまった。
何だか背すじがゾーっとしてしまうくらい。と、こんな具合ですから「あー オランウータン? あれね…、今ごろ騒いでいるようじゃたいしたことないね。」などとウワサされたらイヤだな…というドキドキなのです。

さて、お次は陸上での出来事。あるダイビングで耳の抜けない人をサポートした事があった。(ダイブマスターの悲しいサガです。)
そこへ1人のオヤジ登場!(同じサービスに来ていて、常連らしい、その前から何か言いたげで、聞いて欲しげに私の前をウロウロ「ダイビングのこと,与論のこと何でもOKよ~!」風に・・・)
ビギナーをサポートした私を見た後、そのオヤジ急に揉み手をしながら腰をひくくし、隣にやって来て、(それまではちょっと・・エラソー)
オヤジ:「NAUIのインストラクターでいらっしゃいますか?」(敬語になってるゼ)
ワタシ:「いいえ、ダイブマスターです。」
(必要以上話さないぞ!ッと)
それから散々NAUIはスゴイと言いまくり、堰を切ったように・・
(一度話してしまったら、イツまでも くどくど~とぉ~オヤジは・・)ひとしきり私を持ち上げておいて、軽そうなのに舞い上がらないのを見て、
オヤジ:「実は僕、NAUIのアシスタント落とされたんです。」 と白状する。
(アシスタントを落ちるっていうのも、スゴイね、 だからなんですか~“)そして、ちょっと偉そうに
オヤジ:「ここにも(与論のこと)毎年NAUIのすごいグループがやってくるんですよ。」
(フン!なにさ、どーせろくな連中じゃないんでしょ?)
ワタシ:「あー そーですか…。」
(早く上がってお昼にしたいなー!とか、ひとりごと)
オヤジ:「とにかく全員、魚みたいなんです!!すごいんです!! で、アンカーなんかひっかかると、リーダーが サアーっと はずしに行っちゃうんです!!」
(一度話してしまったら、イツまでもくどくど・・と、もー)
ワタシ:「あー そーですか…。」
(きょうはなに食べよーかなー?モズクそばたべたいな)
オヤジ:「素潜りで,ですよー」
(ちょっとォー!あまりそばに顔寄せないでッ!!聞こえますからッ!)
まったくぅ…何なんだろうねーこのオヤジは… と思っていた私の耳にふとよみがえる「おー、アンカーひっかかってるよー。しょーがねーなー オレが行く!」の昔聞いたセリフ…。
ワタシ:「うううっ、スキンで でしょ…?」
(まてよー?まさか?)
オヤジ:「そぉーなんです。そぉーなんです。」
「すもぐりでっ!」
(分かったから顔寄せないのっ!!)
ワタシ:「ううっ…それって、ミスターマリンじゃないですか?」 (まさかなー?…・)
はじめて、 オヤジの目を見る私。
オヤジ:「そッ そッ …ご存知ですか? 何つったかなぁー、 あのリーダー」
(いかにも知り合いだけどド忘れした風の口ぶりと懐かしむような眼差しで)
ワタシ:「杉山でしょ?」 (勝ち誇ったように!)
オヤジ:「ぐっあーー そうそう。」
「そうそう!」
(不意打ちのボディ食らったように,見開いた目!)
ワタシ:「それ、私の先生です…。」
(小さい体を大きく見せ!手は腰に!どーだまいったかの姿勢!)

その後 そのオヤジの態度がさらに どんなに変わったかは想像におまかせします。
そしてその人は驚いたことにミスターマリンのツアー全員がNAUIのスタッフだと思っていました。
(そりゃー、元旦の日の出と共に潜ったり、道もないところから入ったりすればね!)
しかし、まさかその話がみスターマリンに落ち着くなんて思ってもいなかった私としては得意なような、おそろしいような気持ちでしたが、相変わらずどこでも目立っているのだなーと思いました。
しかし、最近スキンでアンカーをはずしに行ったり、フロートを打ちに行く若いスタッフの姿を見かけなくなりました。以前はそんな時、STAFFがもたもたタンクなんぞを背負うもんなら口を利いてもらえなかったり、音もなくフィンが飛んできたり(皆さんは知らないでしょうが)したのですから…。でもその厳しさがあったからこそ今でもこうして事故も起こさず潜っていられるのだ。と つくづく育ての親に感謝しています。
お客さんにも厳しい時がたくさんあると思うのですが、だからこそ海の楽しさも、恐さもわかってくるのではないでしょうか?
その厳しさにめげずにミスターマリンでダイビング本数を増やすことを皆さんに心からお薦めます。…で なかったら「ギンユゴイ」なんて知らないよ!フツーのショップ行ってたらね・・! 前橋のN.T(♂)さん!!
でもね!これだけは言っておきます、「ギンユゴイ」なんて スパッと出てこなくていいんですよ!皆さん!
ガイドにプレシャー与えるだけですから・・・やめてね!

<<作者紹介>>  坂部 敦子  NAUI #D2218
85年~95年ミスターマリン 常勤STAFFとして活動
潜歴19年 フィッシュウォチングブームが来る前から魚、生物に詳しかった。現在ミスターマリンに 籍を置いたまま家庭の事情で自家ビルの管理人として、盆栽に水をやりつつ沖縄、伊豆で貝やモズク拾いに精を出す、当時、簡単になれるINSTより一流のプロガイド
(ダイブマスター)になると、男性STAFFの中で小さな体で頑張っていた、フランス語を話すD.Mです。

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